Osamu

二重のまち/交代地のうたを編むのOsamuのレビュー・感想・評価

4.2
4人の旅人が東日本大震災の被災地で聞いた話を語る。

民話が生成されるプロセスを擬似的に進行させる実験的側面がおもしろい。

受け取ったものを誰かに伝えたいという衝動と、正しく伝えなければならないという重圧が入り混じった言い淀みに何かを見る。

あんなに大きな出来事があったのだから、新しい民話が生まれる可能性がある。そんな予感から始まった作品だそうだ。
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