しゅう

2067のしゅうのネタバレレビュー・内容・結末

2067(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

つまらなくはないけど、なんか微妙な映画でした。

風呂敷をとんでもなく広げて期待感だけ大きくなって行き、それを何となく回収したように見せているだけの映画だと感じました。
まず、設定段階でとんでもない無理があると思います。
400年後の未来に鉄製品? が残っているのがかなり疑問に感じました。
コンクリート製なら風化して朽ち果てながらも残るのには理解出来ますが、鉄やそれに近いものが残るのはどうなんでしょうか。
またそれと同じように数100年も昔の電子機器や、バッテリーや発電機が生き残っているのも謎過ぎます。
それだけの超発達文明があるのならなぜ400年後の未来では、人類は居ないのか納得がいきません。

たった少しの植物だけで文明が再生するのなら、植物の種子で復活出来るのではないかと疑問点が次々と湧いて来ます。

それだけでなく、父親との関係性やストーリーもつまらなくはないけど微妙でした。
謎のメッセージも卵が先か鶏が先か的なことになり、意味不明なことになりそうな気がします。
未来や過去のことについては知りませんが、あのようなメッセージが送られてくるのはありえることなのでしょうか?

疑問点を探せば探すだけ意味不明な点が多くて、ご都合主義お涙頂戴物語的な映画だと感じてしまいます。
全体的によくわからないまま話が進んでいき、何だか微妙なまま終わっていきます。

つまらなくはないけど、構成や設定、ネタ自体に問題がありそうな映画で残念だというのが感想です。
しゅう

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