片腕マシンボーイ

オーバーナイトウォークの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

オーバーナイトウォーク(2019年製作の映画)
3.7
まだあんまり作品数観れてないけども磯部鉄平監督作品はとてもいいね!これも特に山場があるワケでも無いけども普通に面白かったぞぉ

売れない女優のさくらは、チョイ役やが有名監督の作品への出演依頼がありこれはチャンスや!思っていたが、ヌードシーンがある事を理由に返事を保留していた……、そんなある日、地元から姉が訪ねてくる、女優業のこと、母親のこと、等々……久々に会うふたりは下北沢から新宿までの夜散歩の中、様々なことを語り合うよ!って話

姉役で屋敷紘子姐さん出てっから観ただけなんやが、素晴らしき夜散歩映画でホッコリしたね!
惜しむべきは日本が誇るアクションスター屋敷紘子のアクションシーンが無かったことか……、あの夜道で寝ているオッサンが突如変質者と化して妹に襲いかかるんを屋敷紘子姐さんがワンツーからのハイキックで綺麗にぶっ倒して見せるシーンでもあったら良かったよねぇ

そうね、本作では女優の妹が映画でヌードになるか悩んでいるんやが、姉役としてアドバイスをする屋敷紘子姐さんもかつて映画で何度かヌードになっているワケで……、うんマシンボーイ的には屋敷紘子姐さんは「甘い鞭」で見せたSM女王様役の屋敷紘子姐さんの軽量級ボクサーみたいなバキバキに筋肉が浮かび上がったアクション女優然としたヌードが印象的やなぁ!多分あの身体から放たれるハイキックならマシンボーイ1発で泡吹いて倒れる思うぅ、ぺろぺろ

まぁ本作は冒頭でクズ劇団員共の軽薄が過ぎる「役者なら脱いで当然やろ!」みたいな討論シーンにイラっとするものの、いざ本編である姉妹の散歩シーンなれば、アクションシーンもヌードシーンも無いスローな映画なんやが、ふたりの絶妙な距離感とか心地よいし、くっさいはずの早朝の新宿にまで爽やかさを感じる素晴らしき作品でしたね!
しかし、下北から新宿までならマシンボーイも歩いたことあるが…大した距離ちゃうぞ!日ぃ昇ってしまっているやん、道迷いすぎぃ、ゲラゲラ