ソ連(現ロシア)の共産・社会主義の象徴とも言える、
最高指導者スターリンの国葬を映したドキュメンタリー映画。
国をあげて国民総出で死を悼む光景は、
一見すると美しいものに見えるけれど…。
独裁政権…
スターリンの国葬
ひたすら人々の表情が映る。
泣き顔や険しい顔ばかり
(当たり前)
言葉はほぼない。
式中の代表による演説や
党のアナウンスによる
我らが師であり同士である
スターリンの心臓が止ま…
【独裁者を偲ぶ群衆】75点
ーーーーーーーーーーーーー
監督:セルゲイ・ロズニツァ
製作国:オランダ/リトアニア
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:135分
ーーーーーーーーーーーーー
セルゲ…
いや~長い。いや、ロズニツァのドキュメンタリーではもっと長尺の「ミスター・ランズベルギス」を観てるので、それに比べればだいぶ短いはずなのだが、国葬の模様を淡々と眺めるだけなので、体感としてはやはり長…
>>続きを読む『国葬』(2019)。セルゲイ・ロズニツァ監督。1953年に死去したスターリンの国葬を余すところなく伝えるドキュメンタリー映画です。参列者の顔からは数千万人と言われる粛清者を出した独裁者の死にホッと…
>>続きを読む言葉に魂が宿っていない、こんなにたくさんの人間の顔、顔、顔、が映っていながら、人間を感じる言葉がない
それは国家という大きな権力の維持、社会主義の勝利にしか意識が向いていないからではないか
スピーチ…
「スターリンの心臓は鼓動を止めてしまった」
1953年3月5日 ソ連最高指導者ヨシフ・スターリン死去ーその訃報から赤の広場での追悼集会までの一部始終を、ソビエト社会主義共和国連邦全土の様子を交えな…
このレビューはネタバレを含みます
鬼才セルゲイ・ロズニツァ監督の代表作。
30年間ソ連の最高指導者として君臨したヨシフ・スターリンの国葬をおさめたドキュメンタリー。
モスクワ郊外で発見されたスターリンの国葬を捉えたフィルムは、総勢…