たむ

DAU. ナターシャのたむのレビュー・感想・評価

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)
3.3
尋常ではないしんどさの残る映画です。
ジャック・バウアーから『96時間』『ホステル』など一時期ハリウッドでも激増した拷問映画。
韓国映画でも恐ろしい拷問が描かれる時がありますが、本作の拷問は別格の恐ろしさです。
ソ連時代を描き出し、共産圏の恐ろしさを描くわけですが、ロシア映画でもあるため、リアリティが凄まじいです。
日常から非日常へと移行していくスムーズさ。
淡々と粛々として表現されていくのですが、クライマックスも同じテンポなのに、緊張感のすごいこと…。
とにかく気分が悪くなる映画ですね。
たむ

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