BPM86

セイント・フランシスのBPM86のネタバレレビュー・内容・結末

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

初鑑賞

ブリッジとフランシスの微笑ましいやり取りは観ていて癒されるんだけど、設定がしっちゃかめっちゃかで渋滞。

多様性の乱用で少し萎える。
ゲイ、黒人、信仰心このあたりを詰め込んだ作品が最近多くてため息出る。面白い面白くない別にして、主調が強すぎて悪い方向にいくのは目も当てられんよ。

そもそもあらすじに書いてあるような、悲壮感的なのが伝わりにくく、謳い文句の割に悩んでる感じではなくどこか堂々としているように見えるんですよね。別にそうゆう描き方だからいいのに、あらすじがとにかく残念。

でもなんとなくケリーオサリヴァンの内面を覗き見た感覚です。中絶に関する感情、人との関わり方、重きを置く場所、この辺りの人間性が垣間見えるのは話の本筋として割とインパクトがある。

フランシスや赤ん坊の面倒を、愛情を持って接していくようになったブリジットが、中絶した子供の事を「細胞」と言い切る心理が非常に興味深ったです。

更に女性にとって公表するのはタブーとされている、生理、中絶、育児の実態などを軽快に少し爽やかに魅せるやり方は結構好きです。

だって別に悪い事ではないでしょ?と言いたげな魅せ方は好感持てる。

内容や描き方はよかったけど、キャラの設定が残念ポイントでしたね。


病院のハリポタネタバレババアだけは許してはいけない、そんな映画でした。
BPM86

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