英勉作品の照明の拘りは「賭ケグルイ」「未成年だけど子供じゃない」で十分知っていたが本作が最高潮だ。
既に輝いている吉沢亮と山田裕貴を何倍にも美しく仕立て上げていたのはライティングだった。HiGH&LOWのような長回しとかはなかったが、バイオレンスは一級品だし何と言っても映画は光が大事何だということを改めて感じさせてくれる。思い返してみるとバイオレンス映画でライティングに拘った作品はそう多くないし、ヤンキーのヘアスタイル、肉体、衣装を照明で美しく飾るという趣きは斬新だと思う。長身になった山田裕貴はハイローの何百倍もカッコいいし、冗談抜きで世界一カッコいいんじゃないか。吉沢亮の魅力も半端ない。
脚本も「朝が来る」「ひとよ」の人だけに粗がなく綺麗にまとまっていた。
タイムリープモノは嫌いと言いつつも、またどハマりしてしまいました。