このレビューはネタバレを含みます
最悪を更新してくれる第二弾
前作では見えてこなかった研究所の目的や計画の全容が把握できる物語だった
6時間と言う長丁場だけど、個人的には飽きずに観られた
酒絡みのシーンで理性のタガが外れているのは前作同様で、グラスを割って喜ぶ姿は特に印象に残った
好きだったシーンは、ピアノが得意な男の子が爆笑しながら彼女とベッドインするシーン、それからスポーツマンたちへの心理実験で「紙を裂け」と指示すると全員が慎重に几帳面に紙を破壊したシーン
優生思想の差別主義者集団が参上してからは、食堂メンバーたちによる堕落なんてかわいいもんだったなと思うくらい、起こること全てが酷く異常だった
ラストに向けて加速していく狂気には心臓が冷えるのを感じ、時間が経つのを忘れてしまった
科学者たちによる科学と宗教・経済成長についての会話は一度見ただけでは覚えきれない量だった
だからといってもう一度観るには長すぎるけど…