りょうすけ

DAU. 退行のりょうすけのレビュー・感想・評価

DAU. 退行(2020年製作の映画)
3.0
邦題:DAU. 退行
原題:DAU. Degeneration
制作年:2020年
監督:イリヤ・フルジャノフスキー、イリヤ・ペルミャコフ
キャスト:ウラジミール・アジッポ
上映時間:369分
鑑賞方法:U-NEXTレンタル(399円)
メモ:
『ソ連全体主義』の記憶を呼び戻すためにウクライナに作られたセットで長い何月をかけて制作された「DAU」プロジェクトの2作目。

「DAU. ナターシャ」のことは全く覚えていないがそういえば研究所の中が描かれることはほとんどなくカフェの店員であるナターシャの日常が描かれる2時間強の映画だった。

まぁ前作が微妙だったこともあり、6時間越えの本作も手を出すのには勇気が必要だったが、最終的に観られてよかった作品だったと思う。ただこれこそ劇場で観たかった。

本作では研究所内のことも明らかになり、よりソ連の行った研究の内容が鮮明に描かれているが集中して見ていないと何分か前のことをすぐに忘れてしまうのである。映画としてはすごくゆっくりな割に内容は難しい。

6時間ずっと何か激しいことが起きるわけでもなくずっと研究所の人を観察しているような映画なので展開がない映画が苦手な人には絶対薦められない。

これの続編が公開されたらその時こそは映画館で鑑賞したい。
りょうすけ

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