約2か月ぶりの映画（初日劇場）鑑賞。
事実にインスパイアされた物語をエンターテインメントやサスペンス要素を用いて描くことに一部の批評家が批判していたようだけれど、自分はそこまでとは思えずこの物語が心に沁みた。
凜としたナウエル・ペレス・ビスカヤールと何を演じさせても巧みなラース・アイディンガーの演技が素晴らしい。
まるで二人芝居を観ているような感覚に陥る。
ある種の二人（ジルとクラウス・コッホ大尉）にしか通じ得ない何かがそこに漂っていた。
主人公ジルの運の良さと生命力の強さも要。
名前そのものがひとりひとりが生きた“証”となる。
2022/11/25鑑賞
