だつ

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のだつのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

静かに残虐で地獄。
いつなんで殺されるかの緊張感で冷や冷やする(映画だから主人公はまだまだ死なないよねって分かってても全然冷や冷やする)。

意外にも、と言っていいものなのかって感じだけど、
囚人たち以外に看守側の方にもヒューマンドラマ要素のある描写が多くて、どちらも人間なんだよなぁと思わされて複雑だった。

「名もなき集団の1人として死ぬのか」
「彼らの命は、貴方達のよりも尊いよ」
「俺は殺さない」
「実行者に美食を与えているんだから同じ事だ」

のやりとりの所はもう胸がグゥゥゥッてなったな。
最後のジルが囚人たちの名前を挙げていきながら泣き出すシーンももう凄い苦しかった。

これどこまでかわかんないけど、実話が元ってすごいな。。
わたしがジルなら、もうとっくの序盤で死んだ方がマシだと思って諦めちゃうと思ったもんな。
生きることへの執着。でも諦めなくてよかった。
だつ

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