やんすけ

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のやんすけのレビュー・感想・評価

3.0
「架空のペルシャ語の単語を創作しながら、即時に記憶しなければならない」。実話ベースとの事ですが、ホントにそんな事が出来たのかと懐疑的になるようなお話でした。もちろん脚色はされていると思いますが、命が掛かった極限状態とは言え一般的な人間には不可能な領域かと…。そんな極限状態に置かれた主人公が描かれる本作。ナチス政権下の収容所でおけるドイツ軍の横暴と、生き残りを掛けて嘘をつき通す囚人のスリル溢れるドラマ作品になってます。サスペンスではなくてドラマですね。

で、ペルシャ語を習いたいドイツ将校と、ペルシャ人を偽装した主人公との友情モノになるかと思ったんですが…結末はネタバレになるので書きませんが、自分的には結構意外な内容でした。

ホロコーストに関する映画作品は数多くありますが、本作はその中でも変化球ですね。ただ映画として面白いかと言えば…う~ん、微妙。スリルもドラマも物足りない。
やんすけ

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