昨年公開されたこの作品、劇場で見る機会がありませんでしたが運良くミニシアターにて鑑賞する事が出来ました。
一言で感想を言うと脚本、ストーリー、俳優陣の演技どれを取っても素晴らしい！
です。
主人公が何とか生き延びようとしながらも何度となく訪れる危機のシーンは自分がその主人公になってしまってのではないか、と感じるくらいの緊張感を覚えました。
そして全く先の読めないストーリー展開、この結末はどうなるのだろう？と時間が経つのも忘れて見入ってしまいました。
そしてラストでの伏線回収は見事です。
先日、「ラーゲリより愛をこめて」を鑑賞しました。極限に置かれた状況であっても希望を持ち生きる姿には心が打たれます。そしてその言葉には強烈なメッセージがあります。
目を背けたくなるようなシーンもありますがこのような事があったのは事実です。
それを受け止めていかなければなりません。
この作品の監督はウクライナ出身と知りました。今作が完成した時は母国が今の状況になる前だと思いますがその後に過去の負の状況が今も起きている、という事を思うと胸が痛みます。
1日でも早く平和な世界になりますように、との思いを強くしました。
