ペルシャン・レッスン 戦場の教室のひのレビュー・感想・評価

嘘の架空の言葉で自分の命を繋ぐ。
他のナチス映画とは一味違う緊張感がある。

大尉の「コイツ最高！」という歪な友情と、ジルの何ともいえぬ絶壁の対比が良き。
特定の人からだけの知識って怖いなと改めて実感。
洗脳とかもそうだけど絶対に見抜けないよな。

ジルの記憶に鮮明に残る2840人の名前は犠牲になった数。
そして己の命を繋いだペルシャ語。
複雑な感情に涙する最後のシーンでホロコーストの事実にグッと近づいた。
終わり方に味がありすぎる。