ボブ・マーリーの生涯のみならず、ジャマイカの近代史、ラスタ教のことまで非常によくわかってお勉強になりました。
キリストの生まれ変わりがアフリカの王子様で、ジャマイカではあがめられているとかなんかすごい。
ちょっと筋とは無関係だけど、スパイク・リーの「マルコムX」の主人公の、イスラム教妄信具合を思い出し切なくなる。
髪に神が宿るの何となくわかります。
彼の妻が、バンド仲間でもあるのに、彼を教祖みたいにあがめているのは興味深い。女性たちに争わせないすごい存在感！
彼の遺産に群がる人間模様もすごい。
ただ、ボヘミアンラプソディー見た後で、あの感動巨編のインパクトが強すぎて、このドキュメンタリーには何も心が動かなかった。レゲエが好きじゃないからか？
昔、「No women, No Cry」の歌詞の意味を、旅先で知り合ったアメリカ人男性に問うたところ、「この世の中に女性が存在しなければ、僕がこんなに泣かされることもなかったろうに」みたいな意味もあるんだよ、と教えてくれて、おお！「ねえキミ、泣かないでよ」みたいな やさしい歌かと思っていたけど、いろんな意味が込められるんだな、英語って不思議。とか思ったことを思い出した。やさしい思い出。
