肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

バレエ: 未来への扉の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

バレエ: 未来への扉(2020年製作の映画)
3.5
ヒップホップダンス meets バレエ にインド流の邂逅
貧民街出身の「努力の天才」と「天性の天才」の少年2人が衝突しながらも朱、交じり合う

実はNetflix独占配信、プレゼンツでヒップホップダンス✕バレエの映画はフランス映画として『Let'sダンス』が既に配信されているんです。
だからその比較として見るのも面白いし、同要素のダンス映画が「インド映画」だとどう"化ける"のか実は興味津々で見入ってましたw

個人的な見解としては、こちらのインド『バレエ』はインドという社会的な難しさ、そのメッセージ性の高さと設定はこちら、しかし演出と"ダンス映画"としてのカタルシスを尊重するなら『Let'sダンス』でしょうか。
ジャンルとして、国としての"監督業"の差が出た可能性もあるかも知れません…

でもこちら、最近のインド映画としてはもはやメッセージ性の高さは"熟れ"と言っていいレベルですが、なかなか構成としてもすんなりといかない"アンチ王道"として考えさせる作りになっています。
先にダンスでTV出演して脚光を浴びながらも理想的な結果にならず、両親が夢への"障害"となり、海外のダンス監督にも注目されないという不遇の『努力型』のニシュ。
ストリートヒップホップダンサーとしてスラムでワル仲間と日々戯れても、スラムの現実を知る『天才型』のアシフ。
ちょっと日本人としてなのか、多くの人はニシュに感情移入してしまい、"憎まれ役"としてアシフにヘイトが流れてしまう危険性がありますが、お互いスラム出身として"夢"と"目的"は一緒の同好の志。

インド映画のお馴染みの"歌って踊る"シーンがあるにはあるけど「ダンス映画」として完全に落とし込められなかったのが勿体無い所でしたね。
美女と野獣ならぬ、スタイリッシュ美女とミニマーというダンスの取り合わせも同Netflix『トールガール』を思い起こしユニークでした。その恋愛要素も取ってつけた感じで未消化なのもカタルシスに欠ける要因なのかも?

実話を元に、主演2人もインド界バレエの申し子だったり?w