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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46のフジのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【2020#053】
 アイドルグループの欅坂46の2016年のデビューから2020年の解散発表までを追ったドキュメンタリー。


 デビュー1年目から応援しているグループとだけあって思い入れが強く、勝手にハードルをあげて観てしまった。1度目は通常で、2度目は渋谷のOdessa上映で観た。2回でそれぞれ感じたことは全く違った。
 まず1回目。かなりマイナス評価だった。というのも、欅坂46を、もっ平手友梨奈をビジネスとしか利用していないような印象を受けたからである。スタッフは劇中で「結局平手がいないとこのグループは成り立たないの?」という問いを立てるが、平手に依存しているのは運営だし、結局欅坂を崩壊に導くシステムを構築したのも運営だし...。みたいな感じで欅坂への運営に対して嫌悪感を抱いてしまった。
 しかし、2回目は作品そのものを、欅坂46の歩みそのものを見つめようと思ってみた。そうすると、彼女たちのやってきたことは凄いことで、自分にとってかなり影響を与えてくれたもので、かけがえのないものであるということに気づけた。
 結局、この映画を観て、良い思いと懐かしい思いと、嫌悪感と懐疑心など様々な感情を抱いたが、それもそれでいいのかなとも思ってしまった。
 また、今回初めてOdessaを使ったのだが音がやはりすごい!音がでかいだけではなくて重いというか、とても響く。ライブシーンは、まさに自分が現地にいる気になるほどだ。他の作品ではどう効果的に使われているのかも気になる。

 
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