最近一番楽しみにしていた映画。
昔、「大怪獣東京にあらわる」という怪獣が一切登場しない映画があったけど、それに似たアプローチを感じた。
怪獣を倒したあとの死体処理という視点が面白い。
しかし酷評レビューの嵐を事前に見ておいて良かった。勝手にハードルがぐんぐん下がった中での鑑賞(笑)
三木監督と、オダギリ、ふせえり、岩松了といえば時効警察の功績があるので、その辺の空気感、シュールな笑いを期待したが。。
シリアスなシーンの中でのやりとりはだいぶお滑り。。
壮大な特撮世界感に深夜ドラマ的笑いは相性悪いすよ。
怪獣の死体処理というテーマも一貫してるし、それに奔走する政府、特撮描写も悪くないのだが、余計な笑いがこの物語の緊迫感などを薄めてしまい、コメディなのかヒューマンドラマなのか、ジャンルが悪い意味でよくわからないものになってしまい、結局クダラナイ、チープという感想になってしまうのが残念。
キャラクターの背景の描き方も雑だから、感情移入も感動もない。
ていうかそのキャラいります？
特に何があるわけでも、伏線でもないのに無駄にキャラ多い。
各俳優さんたちの黒歴史作品になったらその後始末は他作品で塗り替えないとね。
