近年稀に見る酷い映画が誕生したってことで、記念としてつまらないことは重々覚悟で臨んだつもりだったけど、あまりに下らなくて劇場に足を運んだことを心底公開した。
展開も台詞回しも掛け合いも映像も編集も、どこにも面白味が欠片も感じられない内容になっていて、退屈で具合が悪くなるって思いを久々に味わってしまった。
最近は映画だけでなく全ての創作物に対して寛容な姿勢を持ち合わせるようになったかなと思えてきた身でありながら、決して肯定意見を抱けない作品ってのがまだまだあることをわからされた心地で、終わった後も放心状態がしばらく続いて逆に凄かった。
日頃から時間を無駄にしてる自覚はあったけれど、これ程までに無駄な時間ってのは流石に常軌を逸していたので、虚しさに涙すら流れた。
後悔の多いこの人生の中においても、この映画の為に時間を使ったことはトップクラスの後悔と言える気がする。