カブリーニ・グリーンといういわゆる“プロジェクト”、今は再開発されたその場所に残る都市伝説を巡る話。オリジナル版は未鑑賞。
ジョーダン・ピール関連作品のおさらい第三弾!今作は制作、脚本に携わっています。
アーティストが後世に表現して語り継いでいかないといけないという内容も、まさに1992年版「キャンディマン」から続く続編をこのタイミングで世に送り出そうという制作陣の意気込みにリンクしているなと。
鏡に写る白人警官がメインのキャンディマンよりおぞましく見える辺り、黒人差別への怒りが凝縮されていて、不条理に只々憤りを覚えた。
逆を言えばそのメッセージ性一辺倒でお話しとしての面白みには欠けていたのが正直な感想。
事の発端である1800年代後半の話を考えると、テヨナ・パリス演じるブリアンナの弟トロイのカップルが未来への希望ともとれるかな。
監督のニア・ダコスタはMCUの「The Marvels」でもモニカ・ランボー役の彼女と共演が決まっているし今後に期待したい。