京都ヒストリカ国際映画祭にて。
ロッテルダム映画祭のオープニング作品。
ドンパチのない、戦争最前線を描かない、泥臭くて血生臭い「1917」と「地獄の黙示録」のミックスのようだった。
ちょうど舞台となった年も1917年。戦場で国のために戦うことを夢見てポルトガル軍に入隊したザカリアスが体験したものとは…
一人でいってきます!大丈夫です!って言うけどさ、大丈夫じゃないって。
ただでさえ戦争なのに、マラリア、猛獣、先住民の強烈な洗礼。
これを無事通過して帰ってこれたら武勇伝にもなるだろうし、彼も一回り大きくなるだろう。
だけど、これは死んでもおかしくない。
想像以上に過酷なもうひとつの「1917」、地獄の黙示録風味だった。