世の中には3つの映画がある。
『満足のいく映画』と
『不満が残る映画』と
その『どちらでもない映画』だ。
私が観たい映画は3つ目である。
(例えば、玄関前に群がってたマスコミをブルドーザーで全員肥溜めに突き落とすような映画だったなら1つ目。)
本作の感想は、薄いしぬるいの一言に尽きる。
近い題材の吉田恵輔監督の『空白』や内藤瑛亮監督の『許された子どもたち』を直近で観てたからだと思う。
あれらは観てる間ずっと、胸ぐらを掴まれて持ち上げられてるような息苦しさが尋常じゃなかった。胸にガンガン響いた。心にグワッと迫ってきた。
映画の出来を云々言えるほど映画を観ていないので悪し様に言う気はない。
以上「なにもしなかったから、なににもなれなかった」ぬるすぎて逆に激辛の人生を送りつつある大人、否、年を取った子どもの感想でした。