おれんじ

望みのおれんじのネタバレレビュー・内容・結末

望み(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

泣いた😢初めて観た種類の映画。

家族(息子)が行方不明になり、加害者か被害者のどちらか。残された家族は、周りから犯人の家族として見られ、嫌がらせを受ける。加害者であってほしいか、被害者であってほしいか、生きていてほしいとは願うけれど、どちらにしても辛い思いの中で信じたり願ったりして過ごす日々。
これからは、今までとは違う人生を生きていくということ。

結局息子は被害者で、お亡くなりになられていた。

゛心の優しいお子さんほど
ご両親に心配をかけまいとする
しっかりしたお子さんほど
問題を自分で解決しようとします
少年事件の捜査の中で
最も胸が痛むのは
お子さんの思いを知った時です。”

この警察官の言葉にじんわり👮‍♀️😢

母は、自分の息子に生きていてほしいと願う。生きていてくれさえすれば全てを受け入れる。でも、息子を加害者だと思い込もうとすることがずっと悲しかった。

゛何度同じことになっても
私はそう願うと思います。
あの子がもし加害者だったとしたら
生きていると分かったその瞬間は
ほっとしたかもしれません。
でも、それからまた苦しい日々がやってきて
それに押しつぶされただろうと思います。
私たち家族はタダシ(息子)に救われました”

息子はサッカーで足を痛め、サッカーを引退。リハビリの先生になって、自分と同じ思いをした選手の力になりたかった。

〝何もしなかったら何もできない大人になる”

父親の言葉が心に響いていたみたい✨

亡くなった後、それでも季節は巡り、息子のいない家。
昔の家族4人だった頃の写真から、順番に表示。最後の方が息子のいない3人の写真に変わっていく。

思春期の子どもとの関わりは難しいよね..
個人的にはお父さんの役よかったなあ。
息子はそんなことがするはずがない、最後まで信じる。
松田翔太も地味にかっこよかった!

自分の家族が事件に関与することなんて考えたこともなかったけれど、すごくいろいろ考えさせられた。
題名通りの映画だなって思う✨✨
家族写真をいっぱい残していきたいし、家族との関わりも大切にしたいなって思える。
うまくまとめられないけれど、またもう一度観たいと思える映画!
おれんじ

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