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望みのhskのネタバレレビュー・内容・結末

望み(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ただ生きていてほしい帰ってきてほしいという気持ちも、何もしていないと信じながら誰かをあやめてしまっているくらいなら被害者であってほしいという気持ちも、分かりすぎて辛かった。雅ちゃんがお兄ちゃんの方が大事なんでしょって泣きながら怒るシーン、感情がバシバシ伝わってきてめちゃくちゃしんどかった。果耶ちゃん、やっぱマジですげえ
私が規士の家族という立場だったら、お母さんのように生きていてほしいって思えるかな。やっぱりお父さんや雅ちゃんのように被害者であることを願ってしまうかもしれない。加害者であるよりも、そんなことするはずないって信じたいし「加害者の家族」になる未来なんて考えたくないと思ってしまうかもしれない
規士は心の内を見せるのが上手くないだけで、本当は自分に言ってくれた言葉をメモして大切に人に話すくらいお父さんのことが大好きで、本当に本当に優しい子だったんだな。真相が分かるシーンと、規士が未来を思いながら笑うシーンで大泣きしちゃった、映画館でさえなければ大きな声で泣いていただろうな。
雑誌記者を信用しちゃってバンバン話すお母さんが心配だったけど、意外と悪くない人だったの安心した。

事実も事実じゃないことも、さも真実かのように簡単にsnsで広まってしまう今の時代は恐ろしいな。本当のことが分かっていないのに憶測で語ったり責めたりする人間は怖いし、自分はああいう人にはならないようにしようと思った。
規士は無関係で行方をくらませているだけであればよかったのに、本当に生きていてほしかった。
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