望みのみなとのレビュー・感想・評価

加害者か…？被害者か…？そのどちらともないか…？
家族の誰かが事件に関わっている可能性があった時、残された家族は何を望むのか…。
タイトルに全てが集約されている作品であった。結末がやるせなさすぎて感情が迷子。
雑誌記者や被害者の祖父や祖父の仕事仲間の身勝手な態度には憤るが、人間のエゴや現金さ、残酷さを突きつけられたような気がした。
それにしても事件の顛末は胸糞悪い。
ラストの未来は変えられるという一連のシーンと規士の表情で落涙。