怪我でサッカーを諦めて塞ぎこんでいる高校生の息子が外泊したまま帰ってこず心配していたら殺人事件に関わっているかもしれないということがわかり混乱する家族たち…。
母親のどんなかたちであれ息子が生きていてほしいという気持ちはわかるんだけど、あの状況で生きている＝加害者と思い込もうとしている覚悟？が最後まで観ても全然納得できなくてもやもやしてしまった。自分なら事件は関係なく加害者でもなく生きている可能性を信じたいというのが一番にくる気がする。もしくは事件に遭遇して怖くて逃げただけとか…。母親の母親の励まし方も完全に息子がなんかやってる前提になってしまっていて、ちょっと意味がわからなかった。あと警察って本当にあんな冷酷なこと言うのに最後は良い人ぶろうとする感じなんですか？ちょっと違和感あったかも。
無神経な正義感振りかざすマスコミやネット等の中傷については現実問題としてなんとかならないのかなあ。物語の発端も含めて、怒りに任せて暴力的な行動を起こしても何の解決にもならないよ、冷静に解決しましょうということを再認識する内容だったように思う。
映像作品としては少し物足りなかったけど、主人公の演技と世間が想像だけで知らない人を中傷する様はリアルだった。
