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ドント・ルック・アップのエスのレビュー・感想・評価

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
4.5
ここ最近で一番恐ろしく、それでもって美しく、とにかくワクワクする作品でした。今作は彗星の衝突であったが、環境問題や色んな題材に置き換えることも出来る。度々挟まれた自然界の動物たちの映像にも、無意識に罪悪感を植え付けられる。
人類へ警鐘を鳴らしているような、物凄く考えさせられる傑作。

みんな大好きなゴシップ、反吐が出るようなリアリティショー、くだらない話題で溢れかえるメディア、腐りきった上層部。素晴らしい程の馬鹿馬鹿しさを上手に調理し、利己主義な現実をテンポ良くこれでもかと突きつけられた。簡単には届いてはくれない正しい声。こんな世の中は嫌だけどきっと既にこう。こんな星は滅びるべきなのかもしれないですよね。

最初は羨ましかったアプリがこんなにも憎たらしくなるとはね……

もっと考えて、もっと向き合って、もっと話し合おう。
とにかく頭を使って生きてたいと心底思わされました。

ディカプリオの怪演。本当に鳥肌が立ったし、比喩とかじゃなく震えました。

みんな揃いも揃って腐ってるんだけど、ジョナヒルがいい具合に最悪で好きです。そして、アリアナの歌声が本当に素敵。

豪華演者陣が普段から政治的関心を示していることも素敵なとこですよね、それが前提というか。やっぱり無知で罷り通せる世の中じゃないので。

クリエヴァカメオ!!!!!!!!!!!!
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