普通。
やけに豪華な俳優陣で挑むブラック・コメディだった。
中盤までは淡々と政府やメディアの
楽観的な対応が描かれ、
モヤモヤした気分が長く続く。
確かに、地球滅亡と急に言われても
「またまたぁ〜」と真面目には聞けないと思う。
後半、そんな対応に嫌気をさした主人公の
怒涛の怒りからドラマ要素に拍車がかかり、
個人的にはかなり面白くなった。
ラストは感動的な気持ちにもなった。
自国をおバカに描いた映画を
よく許可したものだ。
終末モノとしては危機感のなさが新鮮だったが、
笑える様な笑えない様な
かなり微妙なラインをふらつく演出は
観る人を選ぶだろう。