24年13作目。
尺自体は長いものの、あまり退屈することなく終わったのは
流石スコセッシ監督の力業なのだろうか。
特にキチンとした意思もなく
他人の言うことに流されて
その場の雰囲気で判断する馬鹿な主人公だが、
愛する人の前でどれだけ素直になれるのかが試されるのが
まるで苦行のようにも見て取れた。
デニーロ演じる叔父だけでなく、
もはやオクラホマへ移り住んだアメリカ人全員が
オセージ族の金目当てに一蓮托生してる感じが恐ろしかった。
エピローグでの”これは映画ですよ”感も
監督が全部の責任を負って民族からのバッシングも
受け付けますという感じがして良かった。
まぁ、尺の割に盛り上がりポイントも無く
ジワジワ進むので集中して観ないと眠たくなるかも。