観る前から、皆さんのレビューを見てこの映画を観るのが楽しみな反面、怖さもあった。
誰にも感情移入出来なく第三者の目線から見ていたが、ただ皆んな苦しみから解放させてあげて欲しい、どうか平穏な日常を彼らに戻してあげてと願いながらの2時間だった。
私が思うこの映画のターニングポイントは少女をひいてしまった女性の母親の言動にあると思う。あそこで怒り狂う主人公が「何か」に気付くきっかけになったのでは。
人は追い詰められると正気を無くし、誰かにあたり、そして死を選ぶ。そんな人間の孤独や弱さを垣間見た気がする。