空白のToruHayashiのネタバレレビュー・内容・結末

"知ってるつもり、思い込み、短気"
これらは油断してると簡単にこびりついてしまうし、抱えていると自分の首を絞める面倒なアイテム　古田新太は全部抱えたふてぶてしさと聞かん坊要素を醸し出してた
上記の3つの要素が溶け始めたあたりから表情も態度もやんわり柔らかくなっていく辺りになんとも言えない"救い"を感じた
役作り器用すぎる、、、アーメン

慈善活動に積極的だけど、相手の気持ちを汲み取るのが絶望的に下手な寺島しのぶの演技、生々しくてニヤニヤした
強要すな、ミスをそんなに強く咎めるな、強がるな、どさくさやめい、なキャラ
自分は正しいことをしている、という気持ちが強すぎてちょっとベクトルが歪んでる人たまにいるよね　それを見事に演じきってる　素晴らしくて、ちびりまる男くん

登場人物みんな、動転しすぎて心の折り合いがつかないまま話がすすんでいくのが辛くてリアルだったな

折り合いつける、って自分で納得することと似てる様でもっと複雑で、、、、時間に向かって放り投げるのが手っ取り早いものなのかもなあと帰り道考えた