遊

空白の遊のネタバレレビュー・内容・結末

空白(2021年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

「一人ひとりが違う形の傷を負っており、それぞれに譲れないものがある、その中で客観的な正しさなどない」というテーマじたいはもはや目新しくもないし、衝突と葛藤とドラマを生じさせるための寺島しのぶの「自分の正しさ押し付けキャラ」はあからさまで分かり易すぎやしないか、古田新太の化け物っぷりも濃い味の調味料振りすぎじゃなかろうかと思って観てたけど、それらは作品の満足度を高める機能を果たしていると今は思える、総じてめちゃくちゃ良かったという感想をもって劇場を出た、描きたいものを描き切ってる感じがした

ボランティアでおどおどしてるあの人がカレーの大鍋熱くて全部こぼしちゃう瞬間はさすがに大きめの「ウアッ」という声が出てしまった 隣の人本当にすみません 声出ちゃうシーンもっと他にたくさんあったのになぜここでと自分でも思った

「羨ましかったんだ」はさすがに打ち震えた
遊