嫌なことしか起こらないのに、日々を丁寧に生きてたことが少しの救いとなるのがビリビリくる。
削ぎ落とされまくった107分なので、もうちょっと意味なく想像させる余白が欲しいくらい役者もみな素晴らしい。
寺島しのぶ先生まじ好き。あんな寂しさと色気どうやったらだせるの！
落としたカレーのキモさ、のりべんのひもじさ、団欒のエビフライ。食べ物の使い方もすごいなぁ。
スーパーのやきとり弁当がうまいって、なかなかよ。タレをちゃんと作ってる店しかそうは言われない。しかも二代にかけてタレを守ってたんだろう。それが劇中の最後の言葉だったのもすごくいい。
漁師仕事は命かける分、気性の激しい人が多いらしいので、陸での諍いが小さく見える事もあるんだろう。
その分、空と海の大きさもよく知ってる。
蒲郡は地元の近くなので、あの閉鎖した感じや、人のねっとりさ、強烈な個人が通り魔的に点在してる感じもすごいわかる。。
