雄貴AUE

ミッドサマー ディレクターズカット版の雄貴AUEのレビュー・感想・評価

3.8
『天気の良い初夏の日曜の午後に僕はなんてものを見てしまったんだ』という圧倒的後悔、を抱いていること自体がこの映画の大正解なのは知っていて自分でも満足している、という大変複雑な感情です。

映画館じゃなかったら、家のテレビで観ていたら、1度止めてトイレに立ってしまったらもうその日は再生ボタン押せないんじゃないか、、
と思うくらい、座って画面を見つめているだけでじわじわ消耗していく不気味さ。見終わったら何となく胃もたれしている。

そういう意味では、同監督の『へレディタリー』と似ている雰囲気だけど、こっちの方が『不気味』、あっちの方が『胸糞悪い』という感じ。本当にただの個人の印象ですが。
たぶん、ミッドサマーの方がまだ『巻き込まれた』感の救いがあるのかな、、

花粉症まっしぐらになりそうなドレスとか、熊の着ぐるみとか、ベッドシーン(笑)とか、あんなにシュールなものを不気味に紛れ込ませられるともうお手上げという感じです。
雄貴AUE

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