このレビューはネタバレを含みます
秘密が人を強くする。
異物を飲み込むシーンは見るのが辛く、目を背けたくなりました。
しかし、物語を追っていくと自分にも共感できる点がたくさん出てきて主人公に寄り添いたくなるような作品でした。
特にヘイリーベネットの虚げで儚く、そして恐ろしくも感じる表情が素晴らしかったです！
鏡台の上に今まで飲み込んだものをコレクションのように綺麗に並べていくシーンからハンターにとっては自分が自分である証明となるようなモノであったと思います。
冒頭のヤギが隅へ追いやられ逃げ場がなくなるシーンとハンターの上流階級の生活に馴染めずベットの下へ逃げ込むシーンの重なり
居場所のないハンターにとって安心出来る場所だったのかな。
当初は高次な悩みを持つハンターを白い目で見ていたルアイが、ベットの下に逃げ込むハンターの肩にそっと触れるところもとても印象的でした。
