印象に残ったからまず書いちゃうけど、
エンドロール中ずっと映される公共トイレの洗面所。
様々な女性が出入りして、
手を洗ったり化粧を直す。
映る女性それぞれに物語があると思うと感慨深い。
異食症。
そのままの状態で排泄されて、
それを綺麗に洗って飾る。
本人には崇高な意味がある行為なんだろう。
理解するのは難しくとも、
原因を考えることは出来る。
“喰う”
のが大好き過ぎて食いたいから色んなジャンル自炊するし、
食うのに邪魔だから口周りと舌にはピアッシングしない自分にはなんだか複雑な気持ちになる映画だった。
味わう
噛みしめる
飲み込む
に対する快感はとてもわかる。
でも異物を口に含んだ時の不快感は…
中学の時、
部活の休憩時間に1番みんなを笑わせたヤツに割り勘でジュースおごるってのやって、
当時の自分、
何を思ったのか木にとまってたセミ捕まえて頭齧ったんすよ。
頭無くても鳴いてるセミと俺の行為に全員ドン引きで誰も笑ってくれなかったのは言うまでもないんすけど、
口の中に広がるピリピリした味に危険を感じて吐き出したのは一生忘れない記憶。
自傷行為に近いのかな…🤔
どちらの当事者からも一緒にすんなって思われるかも知れないけど。
生存本能で異物や変な味はオエェってなるハズなのに、
それを凌駕してしまう衝動と高揚感。
主人公の人生に起きてきたこと、
周囲の人々の対応も原因なんだろうな…
TVを観ながら何か食べてる主人公が少女みたいに映る撮り方に、
監督が込めた意味がある気がする。
父親とのシーン胸が締めつけられた。
あと余りにちゃんと芝居してるんで全然気がつかなかったけど
俺がハマーだ
って面白過ぎる海外のコメディドラマの主人公役デヴィッド・ラッシュ出てる💦
