うっちゃりはちべー

5月の花嫁学校のうっちゃりはちべーのレビュー・感想・評価

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)
4.0
とても元気の出る映画だった!
家政学校の「良き妻」の教えを「やってらんねえ!」と聞きゃあしない少女達と3人の女性の物語。
一部の少女は既に古い習慣に飽き飽きしており、抜け出せないのは大人達の方。
急遽校長に就任した事で今までの不自由さを自覚し逞しくなっていく主人公。
思い立ってファッションをガラリと変えるシーンで皆驚きつつ誰も否定しない(する余裕がなかった?)のがよかった。
大人側の恋愛は微妙だと感じたけれど、ああいうスタンスの男性の存在を示す意義はあったかもしれない。

ここまでで散々説明したろ?とばかりに作風も流れもぶっちぎって始まるダンス、確かに唐突さはあるけどとても勇気付けられた。
世間が作った良き妻などもういない!と高らかに歌いつつ、未だ革命は終わらず行進は続く。