5月の花嫁学校の作品情報・感想・評価

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regency

regencyの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

日本では『5月の花嫁学校』の邦題で公開が決まった本作。
背景にある、まだ女性に参政権が与えられていなかったフランス事情を把握しておかないと、ちょっと辛いかもしれない。
本作が最も伝えたい事がラストに集約されているが、『シェルブールの雨傘』、『ラ・ラ・ランド』を意識した演出があまりにも唐突過ぎて、違和感を否めず。
Pam

Pamの感想・評価

3.5
外出制限の出る前の週に頑張って見に行きました。

英語の題を見ると How to be a good wife になっておりかなりこの映画の言いたいことと違うんですけども。。とはいえフランス語もよい配偶者という意味で。。

舞台は1967年。まだフランスに女性参政権がなかった頃の話です。
アルザス地方にある花嫁修行学校と言うべきか、いい奥さんになるための私立の小さな学校が舞台です。実際このような学校は全国にもあったらしいですが1968年の大きな革命前夜というべき頃の雰囲気を醸し出しています。

ビノシュの役は経営者夫人なのですが、少し前にオゾンの映画であったドヌーブ先生の傘工場の立て直しを奥さんがするというあのパターン。。

今回は経営者が亡くなりその妻であったビノシュが自分の名前の小切手帳を作り、今までただ働きであった義理姉にたいしても従業員としての権利を教えたりまあよくあるパターンです。 彼女が変わっていくという話です。

とりあえずファッションが超可愛くて生徒さんの女の子たちのメイクやファッションも見もの。今はこの子達まだまだ無名だけどあと5年経てば結構色々なところで活躍しそうな若手女優さんばっかりを集めていた感じでした。

最後のシーンはもうほぼシェルブールの雨傘でなんとなくハッピーエンドで終わるんだけど今の #metoo のムーブメントに慣れてしまっている観客としては は??。

とにかく 女性が自分の 人生に目覚める ver 1 という感じでしょうか。

私たちの 母でさえこんなきつくはなかったんじゃないかな。。でも同じようなテーマがグレタガウィングの若草物語でもセリフあるんで注意してみてみてね。

なんですがほんの数十年前のフランスだって今のイスラム教の女性の扱い笑えないじゃんぐらいのエピソードが結構出てきて考えさせられました。

でも時代はそんなもんでしょう。今の日本のジェンダーギャップの遅れはこの映画を見ている限りアメリカから与えられてしまったと言う意味でも悪い意味でもそのプレゼントの結果なのかなという気がしてなりません。

自分でそれを取りに行った国はやはりもう少しまともなジェンダー意識を持ってるのかなと。。

ジュリエットビノシュ好きなので点数をあげてあげたいんですが、映画がつまらないとあまりあげたくないので凡点です。もっと毒が欲しかった。