いがらっしー

蒲田前奏曲のいがらっしーのレビュー・感想・評価

蒲田前奏曲(2020年製作の映画)
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蒲田マチ子ていう主演の松林うららさんの初プロデュース作品。
俳優・女優としてのこれまでの努力も苦悩も知っているから余計に切ない。
今回、映画館で観る前に一度ネットで限定配信されていたものを観たんだけれど、やはり映画館で観ないとダメだと思った。泣けちゃった。
主人公の彼女の悩みはあらゆるシーンに散りばめられていて、たぶん女性じゃなくても、女優じゃなくてもいくつかは、「それアルアル!」と思えるんじゃないかと思う。
可愛がっていた弟に初めて彼女が出来たと聞かされた時の複雑な気持ち。
プロデューサーや監督から深い関係を求められる瞬間。
オーディションという名のハラスメントや精神的虐待。
友人同士での些細な見栄の張り合いと嫉妬や嘘。
等々

辛いよね。
女優業って決して華やかな世界でないからね。
だけど…
それでも演じたい。
映画にずっと関わって行きたい。
いがらっしー

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