Hayato

ハッピー・オールド・イヤーのHayatoのレビュー・感想・評価

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仏教哲学✖️こんまり哲学というとてもおもしろい視点のテーマ。すごく印象的だったのは、友達のプレゼントを捨てるシーン。要らなくなったら戻してくれればいいのにってところがおもしろかった。誰かからもらってるモノには魂を感じてしまうし、その人の顔が浮かんで、捨てることはおろか、説明するのも後ろめたい。逆に捨てることによって何かを忘れたり、そのモノにまつわる物語を捨てるという意味も描かれていた。誰かが所有したモノ、送ってくれたモノって物語が宿るように思ってしまうのは日本だけじゃないんだなと思った。データの時代になって、モノを通したやりとりは減って、減ったからこそ、モノのやり取り意味が増して、より重要な意味を持つのかもしれない。
ミニマリズムに対するあり方が問われる。本当に捨てられないモノ、捨てたいけど捨て難いモノ、捨てたけど取っておけばよかったモノって何があるだろう?
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