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VIDEOPHOBIAのmのネタバレレビュー・内容・結末

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画を観て久しぶりに痺れた。この感覚を取り戻せて嬉しい。最近観た映画で面白い映画も感動する映画も好きな映画ももちろんあるけど、このゾクゾクする感じは久しぶりだった。

冒頭、愛がネットで相手にオナニーを見せているシーンがめちゃくちゃ良い。顔がとても良い。この時点でこの映画めちゃくちゃ好き。。。となった。予告とポスターだけ見るとワケわからんお洒落映画かと思うが、ワケわからんお洒落映画なだけではなかった。

セックスの盗撮動画をネットに流出されたと思い込んでいたのか、あれは本当に愛だったのか、映し出された映像、私達が観ているのは間違いなく愛だったけど周りの人達の言っていることや(女性警察官のあなたとは別人に見えるという発言、男のビデオは8ミリだと言う発言など)あの部屋には外国人が住んでいたこととか、結局妄想なのか現実だったのかも分からない。

それにしても大阪ってやっぱりめちゃくちゃパワーがある。モノクロでも。

クラブのシーンになると急に安っぽくなったり、映画に出てくるクラブのシーンてどれもダサくて、きみの鳥はうたえるで初めて良いと思ったのだけどVIDEOPHOBIAもクラブのシーンがめちゃカッコいい映画だった。音楽も。

とにかく好きな映画だった。こういう映画が私にはやっぱり必要なんだ。

芝居のワークショップのシーンも愛の家族のシーンもトラウマを克服する不気味なサークルのシーンも最初に男と出会うクラブのシーンも時折挟み込まれる大阪の町や祭のシーンなども全部好き。

とにかく廣田朋菜がめちゃくちゃ良い。
そして登場人物全員顔が良い。気持ち悪くて。その表情なんなん?みたいな顔するじゃん。

整形後の愛は性格や話し方まで別人のように思えたけど、あれも結局愛だったのか?

感想書きながら色々思い返してみるけどやっぱり何を書きたいか全く分からない。

本当に好きなものって上手く説明できないと村上龍の本に書いてありました。
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