ノラネコの呑んで観るシネマ

BURN THE WITCHのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

BURN THE WITCH(2020年製作の映画)
4.0
久保帯人の短編漫画を原作とした作品。
現実のロンドンの裏側の、ドラゴンが跋扈するもう一つの世界“リバース・ロンドン”でドラゴンの保護と駆除をする魔女コンビの話。
プロットに突っ込みどころは多いが、ややこしい世界観を話の流れの中で無駄なく描いているのはいい。
しかしこれ、途中からどんどん怪獣映画色が強くなり、特に平成「ガメラ」シリーズへのオマージュが熱い。
だからこそ、二度ある怪獣戦闘シークエンスに寸止め感があり、結構あっけなく決まってしまうのは勿体ない。
特にクライマックスはもうちょっと引っ張って欲しかったな。
配信用の連続物として構成されてるのを、劇場用に再編集したがゆえの欠点だけど。
作りとしてはビギニング的な感じで、魔女コンビをはじめとしたキャラクターはいい感じに立っているので、続編を期待したい。
いぬドラゴンのおすしちゃんがかわいい。
あの子ほしい。