ちろる

ウィロビー家の子どもたちのちろるのレビュー・感想・評価

ウィロビー家の子どもたち(2020年製作の映画)
3.6
架空の国に住むとある子どもたちのファンタジーだけど、なかなか内容はハード。
大豪邸に住みながらも両親に全くもって愛されず、学校にも行けず家の中で密やかに暮らしている。
親の機嫌を気にしすぎる長男ティムと、破天荒な妹ジェーンそしてまだ幼い双子の末っ子バーナビーAとB。
ある時家の前に捨てられていた赤ん坊を拾ったことから両親に家を追い出されしまうのだが、ここから始まる奇想天外なほんとの居場所を探す物語となっていく。
「ネグレクト」という重いテーマであるにもかかわらず、独特なタッチのポップなアニメーションと、「自分たちにはもっとぴったりな家があるはず!」と悲しい境遇に負けないくらいの4人の子どもたちのパワフルさにワクワクさせられます。
一見強面のメラノフが経営するキャンディ工場のシーンなんかまるで「チャーリーとチョコレート工場」みたい!
そして太陽みたいに明るいナニーが登場したあたりから、コミカルになっていって楽しかった❤︎

あのヤバすぎる両親から離れるために、孤児になりたいとか、なかなかシュールたけど、映像はカラフルで、テンポも良く進ので子どもはもちろん、大人も楽しめる作品となっています。
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