ドラマ、原作履修済み。
映画館で鑑賞。
劇場版は、シロさんとケンジの二人にスポットがあたってはいるがドラマと変わらない日常メインのお話でした。
とにかくこの作品は西島秀俊さんと内野聖陽さんふたりの名優につきる。
暖かな思いやり、肉体的愛情表現なくても愛し合うふたりの関係を表現する素晴らしさ。劇場版では、傷ついていたケンジの表現とシロさんがケンジを心配する表現が素晴らしかった。ふたりはいつも真剣。
ふたりを取り巻く他登場人物も皆さん演技派ばかりです。
特に山本耕史さんと磯村勇斗さんのゲイカップルが秀逸。わたるくーんに爆笑。ジルベールの若さゆえの憤り。可愛いなあ。
セリフが良いです。
「1番近くにいる人間に本音を言わないでじゃあ誰と本音で話すんですか?」
「誰かの嬉しい事はやっぱり嬉しいじゃない?」等
穏やかなようで、心を抉ってきます。みにつまされる言葉の数々。
ほっこりに隠れてますが、ジェンダーの問題や家族の問題等意外と社会的な面も持った作品だと思います。
お母様とシロさんとケンジを繋ぐ肉団子など料理で愛情を受け渡すところは素敵です。
料理もこの作品では重要な登場人物。
癒されたい時に繰り返し見ています。
こんなに素晴らしい作品に出会えて幸せ。ありがとう。