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護られなかった者たちへのhuaのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.9
東日本大震災と生活保護の問題を軸に、2011年と9年後の2020年を行ったり来たりしながら進んでいく。

震災で大切な人を亡くしたり、家や職場を失い、困窮する人々。その悲しみや苦しみは晴れることなく、ずっと抱え続けているのだと思うと心が苦しくなる。
この映画は私たち日本人の心の中に、色褪せることなく現実に起こったことをしっかりと焼き付ける役目も果たしてくれるのだと思う。

美談だけではなく、震災後の給付金問題や生活保護の不正受給のことも思い至ってしまったが、本当に困っている人のために機能してほしいと願う。

それにしても、佐藤健さんの表情や歩き方、眼の演技には圧倒された。
ただ1つ、阿部寛さんの最後のセリフだけが何度繰り返し聞いても聞き取れなかった😞
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