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護られなかった者たちへのvivoのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.0
震災と生活保護という二つの事象がシンクロして力強いメッセージを生み出していた。「社会ごときに負けるな、声を上げて図太く生き延びろ」という叫びには、社会や人間を超えた力に打ちのめされ、誰かを護れなかった苦しみを味わった者にしか出せない気迫があった。震災についてかなり背景説明が省略されていたことも印象的。誰もが前提知識としてずっと覚えておくべき出来事、それがあの震災なのだろう。
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