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護られなかった者たちへのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.3

理不尽🎬

ストーリーは東日本大震災から9年後の宮城県を舞台に、連続殺人事件の容疑者と彼を追い詰める警察官の姿を描いた作品でした。作品は連続殺人事件の真相解明を軸に、災害・生活保護・不正受給など社会的な問題も描いていました。地震による死者・行方不明者合わせて2万2215人にのぼり、東日本大震災によって多くの命やモノを失いました。震災から12年経った今でも、完全復興とはならず現在も復興作業が続いています。そんな中で今作では生活保護の実態と制度の限界を描いていました。本当に困っている人に使われるべき制度のはずが、不正受給など制度や法の隙間を掻い潜る人たちもいます。これらの問題や法制度の強化・システムの再構築など様々な問題を解決しなければ解決するものではありません。私たちは本当に困っている人たちの声を一つでも多く拾い上げ、前に進む手助けをしなければならないと思いました。
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