くまのこ

護られなかった者たちへのくまのこのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.7
死んでいい人なんていない。本当にその通りであって、どれだけ辛いことがあっても倫理観に欠けることをするのは御法度。

幹ちゃんは怒りの矛先を間違えてしまった。まだ心が未熟だから現実と向き合えなかったんだね。

震災はじめ、理不尽なこと、避けられないこと、生きていたら誰でも当事者になる可能性がある。

何が起きてもいかにフラットでいられるか。現状を受けいれられるか。

そう思えるのは並大抵のことではないと思う。

だから普段から死生観をもって過ごせているか、が大切だと思う。

人生、結局は自分、自分次第。
自分で責任をもたなければいけない。

ケイさんも自分の意思で最期を迎えた。

今助けてくれる家族がいようがいまいが、依存しないこと。
心の依存も同じ。死ぬときは一人。
自分の足で、自分の意思で、しっかり生きていけるように日々真面目に頑張ります。

佐藤健さんは本当に素晴らしい俳優ですね!今回は特に力強い目の演技が良かった。