思っていた作風とは違ったけど、かなりの良作。てっきり「ジョン・ウィック」みたいな作品かと思ったら全く違う。静かな作品。
世捨て人のようにトリュフ豚と森で暮らすロビン(ニコケイ)。ある日、トリュフ豚を盗まれ、豚を取り戻すために街に戻る。
同行するのはトリュフバイヤーのアミール。
街に戻り、ロビンの過去が徐々に明らかになってゆく。元見習いのシェフとのやりとり。売れたいだけの、ただただ消費されるだけの料理と思い出に残る食事の違い。このシーンも良かった◎
ロビン、アミール、アミールの父、それぞれの家族を想う気持ち…最後のパートが心に沁みる。楽しかった思い出の食事、亡くした者への想い。
これは復讐映画ではなく家族を想う映画。
ローリーの歌声から森の音に変わるエンドロールも秀逸。
最後に一言。
お風呂やシャワーとは言わないから、せめて顔は洗ってね。