ゆうこ

PIG ピッグのゆうこのレビュー・感想・評価

PIG ピッグ(2021年製作の映画)
4.0
思っていた作風とは違ったけど、かなりの良作。てっきり「ジョン・ウィック」みたいな作品かと思ったら全く違う。静かな作品。

世捨て人のようにトリュフ豚と森で暮らすロビン(ニコケイ)。ある日、トリュフ豚を盗まれ、豚を取り戻すために街に戻る。
同行するのはトリュフバイヤーのアミール。

街に戻り、ロビンの過去が徐々に明らかになってゆく。元見習いのシェフとのやりとり。売れたいだけの、ただただ消費されるだけの料理と思い出に残る食事の違い。このシーンも良かった◎
ロビン、アミール、アミールの父、それぞれの家族を想う気持ち…最後のパートが心に沁みる。楽しかった思い出の食事、亡くした者への想い。

これは復讐映画ではなく家族を想う映画。

ローリーの歌声から森の音に変わるエンドロールも秀逸。


最後に一言。
お風呂やシャワーとは言わないから、せめて顔は洗ってね。
ゆうこ

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