【日常成立までの順序】
①神秘的な無規定
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②肉体の生成
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③肉体の活動
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④肉体活動のひとつとしての意識活動
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⑤意識に現れる現象
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⑥心と物が意識によって存在せしめられる
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⑦実在としての物の秩序
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⑧想像力によって意味的諸存在も発生してくる
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⑨様々な強度の諸存在に満ちた日常へ
【④の補足】
→「意識の初生児が肉体」なのではない
→「意識から始めて意識が肉体をまずは存在せしめる」のではない
→肉体活動としての意識活動から始める
→意識の始まりは肉体の意識としてしかありえない
→意識の初生児が肉体であるのではなく意識はそもそも肉体の意識として生まれる
→肉体の意識ではない純粋意識などというものは後から生まれた抽象物である
→肉体の意識は意識がある限り常に通奏低音として働き続けている
→「意識の経験」とは既に「肉体の経験」である